鼎の問

音楽関連備忘録

日本最古の青春パンク街道一直線2000-2003 追加公演(08/10)

ガガガSP「日本最古の青春パンク街道一直線 2000-2003」追加公演(08/10)@神戸VARIT.

f:id:atamaga_happyset:20190818211116j:image

この週2回目のVARIT.です。月に2回ライブに行くのも珍しくはないですが、週2回行くのは滅多にないですね。今回は整理番号が後ろの方だったので、外で列の後方で待ちます。神戸・三宮の繁華街の中心に位置するVARIT.。世間はお盆休みに突入する頃で、人がたくさんいました。入場列を見て、道行く一般の方たちは「何この列…?」「誰かのライブやろ、ここライブハウスやもん」などと口々に言いながら過ぎてゆきます。

暑い中汗を拭いながらやっと入場しました。先日のザ50回転ズの演出はどこへやら、いつものVARIT.に戻っています。整理番号はおそらく半ば〜後半だったのですが、割と前が空いていたのでススス…と前へ。

サンボマスターガガガSPの2マンはアツいとわかりきっています。この2マンはいつぶりでしょうか、というかガガガSPのVARIT.公演も久しぶりです。数年前は長田行進曲という年末の恒例行事でよくVARIT.でライブしていましたけどね。40曲とかの長丁場でやっていたのが懐かしい…。

とか色々思い出しているうちにコザック氏が前説にやってきました。「山さんが、前田くん前説5分とかえらいね!とか言うてたんですけど、誰も5分もやるとか言うてない。」「で、前説行ってきます!って言うても誰もおらんねんで…」と笑いをさらっていきます。

コザック氏がはけていくと、サンボマスターのSEがかかります。SEはお馴染み、Monkey Magic。もうSE聴くだけでこの高揚感。もはやパブロフの犬ですね。メンバーが登場して山口さんが言います。ガガガSPと初めて対バンしたときの1曲目はこの曲でした。」。始まったのは さよならベイビー 。おおお!この曲始まりとは期待高まる!「神戸そんなもんかよ!もっとやれんだろ!」と山口さんが煽る。次の曲は 美しき人間の日々 。「神戸出身!サンボマスターです!」「oi!oi!」と煽りまくりです。サンボマスターのメンバーは誰1人として神戸出身ではないのですが、デビュー当時からよく神戸でライブをしていたそうで、神戸は第2の故郷…みたいなことを前に山口さんが言っていました。次の曲は 青春狂騒曲 。初期曲で攻めてきます。当時NARUTOのOPで、この曲でサンボマスターを知りました。同世代なら知っている人も多いと思います。「伝説!起こせる人〜〜〜!!」「伝説!伝説!伝説!」とお決まりの煽りでフロアのテンションが上がっていきます。 We are!から始まる、 君を守って君を愛して では会場全体の合唱が印象的でした。私はこの曲のCメロ?が好きで好きで…ライブで聴くと高確率で泣いてしまいますね。

そのぬくもりに用がある 、 ラブソング 、 新しい朝 でフロアは一旦クールダウン。 ラブソング の途中で一旦演奏が止まって無音になる瞬間があるのですが、今日はここの無音がいつもより長かった気がします。

「泣いてんじゃねえぞ!」と山口さんが言う。始まったのは できっこないをやらなくちゃ 。この曲のベースラインが好きです。この曲は近藤さんを凝視します。そしてド定番の 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ 。悲しみで花は咲きません。 輝きだして走ってく からの 孤独とランデブー 。 孤独とランデブー 久しぶりに聴きました。一時期はよくやっていましたね。

これでサンボマスターは終了。演奏が終わるといつもの曲が流れ、ピックを投げたりスティックを投げたり。最後に木内さんが前列の人たちとハイタッチをしてはけていきました。

やはりサンボマスターのライブは愛と平和に溢れています。サンボマスターでかなり体力使ったので、これからガガガSPが始まると思うとわくわく半分恐ろしさ半分な気持ちでした。転換の最中はステージにカーテンがかかっていました。

セットリスト

01.さよならベイビー

02.美しき人間の日々

03.青春狂騒曲

04.君を守って君を愛して

05.そのぬくもりに用がある

06.ラブソング

07.新しい朝

08.できっこないをやらなくちゃ

09.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

10.輝きだして走ってく

11.孤独とランデブー

 

フロアが暗くなり、SEがかかります。あとでコザック氏が言っていましたが、山下達郎の土曜日の恋人だそうです。またSEが変わっている…。

一曲目は ローアンドロー 。もうこれでフロアのテンションは一気に上がります。3曲目に完全身内ノリの 日本語パンクロックの諸君たち をやるのは地元神戸だからでしょうか。新曲のスイートフォークミュージック 初めて聴きました。またアルバム出してくれますかね。

コザック氏がMCで「やっぱサンボとやるのが1番楽しいかもしれん!」とキラキラした笑顔で言っていました。サンボマスターとは年1ペースで2マンしてくれても良いレベルですよ。ファンみんなが願っていると思います。「山さん2004年に対バンした言うてたけど2002年にはすでに対バンしてたからな!あの愛と平和野郎…」とも言っていました。

ガガガSPのVARIT.公演といえばコザック氏がステージ両サイドのスピーカーによじ登るのがあるあるです。今回もステージによじ登っていました。「登るのはええけど、降りるのに時間かかるなあ!」とコザック氏。いつものように水を吐き散らかします。ライブ中に水を吐くバンドはたまにいますが、コザック氏が1番上手い気がします。

一人ぼっちの世界 やはり名曲です。ガガガSPが作った曲ではなく、メガマサヒデというコザック氏の中学の同級生のシンガーソングライター(?)が作った曲です。彼のライブでもオリジナルを演奏してくれることがあります。サンボマスターとも仲が良い彼は今日のライブに来る予定らしく、いつ来るのか問うと「22時!」と答えたそうです。サンボマスターの山口さんもコザック氏も「ライブ終わってもう皆おらんやないか!」となったそうです。ちょっと天然な純粋アラフォーのメガマサヒデさん…。

神戸で聴く 満月の夕 はやっぱり格別ですし、 うちのお父ちゃんは の前フリのトークも何回聞いても笑ってしまいます。 日暮し を聴くと4年くらい前のライブに戻ったような気がします。あの頃は山本さんも客席にギター抱えたままダイブしていましたね…。山本さんといえば最近のライブでは上裸ではなくちゃんと服を着ていたり、靴を履いていたり、普通のギター上手いお兄さんになっています。私の個人的なイメージは、白いギター、短いストラップ、上裸、裸足で髪を振り乱しながらギターをかき鳴らす…な感じです。これを文字だけで見るとかなりの変人ですが、ライブで見るとそんなことはないです。

本編最後はお決まりになりつつある 明日からではなく 。最後の

もったいないとか、無駄な事だとか、僕は思わない 決して思わない。

をフロアの皆で演奏なしの大合唱するところがやっぱり心にグッときます。

明日からではなく が終わるとメンバーがはけていき、アンコールの手拍子の代わりの 弱男 の合唱が始まります。するとメンバーがスッと再登場してきてくれて、始まったのは 線香花火 。私は本編で力尽きてバーカウンターでドリンク交換をして、2階席から眺めていました。線香花火はダイブラッシュですね。上から見ていると、いつもよくあんな中にいるな…と冷静な自分がいるのに気づきます。

次は 晩秋 。

死ぬまで生きてやろうじゃないか

は当たり前のことなんですが、本当に大事なことだと思います。この曲もダイブラッシュ。ダイバーの多いこと多いこと…。最後の曲は 世界は神戸のために 。本当は 世界は二人のために ですが、このツアーでは二人のところにそのライブハウスの地名を入れて歌っているみたいです。最高の盛り上がりの中、ライブは終了しました。

あ、そういえばMCでコザック氏が「この対バンサンボマスターやって発表したら先行の応募が1000以上来たらしいわ。うちだけのとき全然やったのにな!!だから今日来てる人はプラチナチケットやで!」とも言っていました。皆やっぱりこういうアツい2マンを楽しみにしているんでしょうね。実際2マンで、対バンが10曲以上、主催が20曲を超えるライブなんてものはそうないです。

こんな真夏にこんなアツいアツい2マンを組んでくれた2バンドに感謝。本当に最高のライブでした。またこの2マンをしてくれることを心待ちにしています。

セットリスト

01.ローアンドロー

02.京子ちゃん

03.日本語パンクロックの諸君たち

04.スイートフォークミュージック

05.青春街道一直線

06.一人ぼっちの世界

07.国道二号線

08.満月の夕

09.雪どけ

10.一本道

11.イメージの唄

12.青春時代

13.うちのお父ちゃんは

14.オラぁいちぬけた

15.弱男

16.日暮し

17.冬色

18.さびしんぼう

19.心の唄

20.明日からではなく

EN01.線香花火

EN02.晩秋

EN03.世界は神戸(二人)のために

 

MC、セットリストは私の記憶を頼りに書いています。間違っていたらごめんなさい。